つわりも軽減する効果がある葉酸

日本は、アメリカやイギリスに比べて神経管閉塞障害やダウン症など先天性奇形症の発症率が数倍と非常に高く、現在も先天性奇形症が増加傾向にあるとする調査報告に従って、子供の誕生を願う女性に対して1日あたり480μgの葉酸の摂取を推奨しています。
この栄養素は、先天性奇形症の発症予防だけで無く、つわりや巨悪芽球性貧血、栄養素吸収不全による抜け毛、オキシトシンの分泌不足による子宮復古の遅延、子宮頸ガンの発症など数多くの有益な予防効果が得られます。
つわりは、ヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが脳の嘔吐中枢を刺激する上に、女性ホルモンの黄体ホルモンプロゲステロンの分泌が促進される事により消化管のぜん動運動が阻害され胃腸の機能自体が低下する為、妊娠2カ月頃〜5カ月頃まで続く辛い症状です。
現在では、葉酸などのビタミンB郡が交感神経と副交感神経の相互関係をバランス良く調整する事で自律神経を安定させる事により、辛いつわりの症状や頻度を軽減する作用があるとされています。
又、この栄養素は妊娠中のホルモンバランスの調節だけで無く、出産後の授乳期間中の急激なホルモンバランスの変化もバランス良く調整し子宮復古を促進します。
この栄養素は、血液に含まれる赤血球の生合成を大きく左右する核酸の生合成に関与している為、過不足無く体内に消化吸収する事で赤血球の生合成が促進され、悪性とされる巨悪芽球性貧血を緩和及び改善するとされています。
葉酸は、有益な効果を数多く女性や胎児に与えてくれるので、女性の心理として服用量を増やしたくなりますが、過剰摂取はDNAのdTMPやDNAを生成するプリン塩基の生成などを促進する補酵素の働きを阻害し、胎児の遺伝子の先天性異常を助長してします。
その為、サプリメントなどで不足分を補給する際には含有成分や原料、製造方法などをしっかりと確認し、アレルギーや副作用を発症しない様に配慮する必要があります。